東南アジアで就職する際のビザの要件について。新卒や高卒でも可能なのか?【全10ヶ国解説】

東南アジア就職

経済成長が著しい東南アジアで、追い風を受けながらビジネスが出来る環境での仕事を求めて就職活動をする人。
自分のキャリアアップに繋げるために東南アジアで数年間、働いてみたい人。
海外旅行や留学経験がきっかけとなり、海外で生活してみたいと考える人。
生きづらい日本から脱出して、のんびりとした国に移住したいと考える人。

理由は様々ですが、東南アジアでの就職を目指して就活や転職活動などを行う方が増えてきています
筆者もその内の1人でした。

そして、新卒や高卒でも就労が可能なのか非常に気になるところだと思います。

結論から言ってしまえば、国によって異なるので、1ヵ国ずつ見ていくしかありません。
ただし言い切ってしまうとシンガポールを除く東南アジアの国々であれば、職歴やスキル次第では高卒でも新卒でも可能です。

本記事では、東南アジア(ASEAN10ヵ国)で就職する際のビザの要件について解説していきます。

インドネシア

インドネシアの国旗

インドネシアの就労ビザの要件

学歴 大卒以上(一部、高卒でも可能)
就労経験 5年以上
年齢制限 60歳未満
外国人の最低給与 特になし

学歴は原則として大卒以上となっておりますが、5年以上の就労経験があれば高卒でも認可される可能性が高いです。
逆に、大卒であれば就労経験がなくてもビザがおります

現地採用の方の月収の相場は15万円-25万円ほどです。
現地法人の代表クラスになると60万円ほどの月収が可能です。

カンボジア

カンボジアの国旗

カンボジアの就労ビザの要件

学歴 特になし
就労経験 特になし
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 特になし

カンボジアは学歴や職歴に関係なく就労ビザがおります

ビザの要件が非常に緩い国の1つです。

現地採用の方の月収の相場は10万円-18万円ほどです。
マネージャークラスであれば22万円-23万円ほどになります。

シンガポール

シンガポールの国旗

学歴 EP:4年制大学以上、卒業必須

Sパス:専門学校・短期大学でも可能
(ただし、外国人1人に対して7-8人の現地人の雇用が必要)

就労経験 特になし
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 EP:最低月給3900SGD以上
Sパス:最低月給2400SGD以上

シンガポールはビザが二種類に分かれています。

EP(Employment Pass:エンプロイメントパス)と呼ばれる、主にマネジメントレベル、高い専門性を持つ方向けの就労ビザです。
最終学歴が大卒以上で、最低月給が3900SGD以上となっております。
EPの月収の相場は約30万円-約50万円

Sパス(S pass:Sパス)と呼ばれる、主にマネジメントレベルに届かない方向けの就労ビザです。
最終学歴は大卒、専門卒、短大卒で、最低月給が2400SGD以上となっております。
Sパスの月収の相場は約19万円-約30万円

シンガポールは東南アジアの中で最もビザの要件が厳しい国の1つです

タイ

タイの国旗

学歴 特になし
就労経験 特になし
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 THB50000以上

タイは学歴や職歴に関係なくビザがおります

ただ、近年はタイ就職の人気がかなり高いため買い手市場となっており、企業側が「大卒以上」と制限を設けている場合が多いです。

現地採用の方の月収の相場は約17万円-約30万円です。
現地法人の代表クラスになると60万円ほどです。

フィリピン

フィリピンの国旗

学歴 特になし
就労経験 特になし
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 50000ペソ

フィリピンは学歴や職歴に関係なくビザがおります

カンボジアと同様にビザの要件が緩い国です。

現地採用の方の月収の相場は約12万円-30万円ほどです。

ブルネイ

ブルネイの国旗

学歴 特になし
就労経験 特になし
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 特になし

ブルネイは人口が少なく、労働者の3分の1は外国人のため、就労ビザの取得は比較的に容易です。
インドネシアやフィリピンなどの外国人労働者を数多く受け入れており、このようなビザの要件となっています。(シンガポールとマレーシアは就労ビザ免除)

世界銀行によると外国人労働者の雇用しやすさという観点で、178ヶ国中4位とのことです。
ブルネイ人の採用候補者がいない場合はすぐに認可されるとのことで、ネイティブの日本語教師や寿司職人などをはじめ、「日本人である必要がある職種」では容易に就労ビザがおりるでしょう。

ただし、現地採用の日本人の求人が殆ど見つからず、月収の相場は算出出来ませんでした。
現地にいる日本人の方々は殆どが駐在員とのことです。

しかしながら現地の方の平均月収が20万円ほどで、1人当たりのGDPはスペインと同水準です。
そのためシンガポールほどではないかもしれませんが、求人が出た際にはそれなりの高水準が期待できるでしょう。

ベトナム

ベトナムの国旗

学歴 大卒以上
就労経験 原則、5年以上
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 原則、1500USD

ベトナムは年々、就労ビザの要件が厳しくなっています。

学歴は大卒以上で、原則5年以上の職歴が必要です。

ただし、ほとんどの場合は3年前後の職歴でも可能です。
高卒の方でも3年以上の勤務経験があればビザが下りる可能性があります

また、新卒でも募集求人は減ってしまいますが、それでも可能です。

現地採用の方の月収の相場は15万円-30万円ほどです。
マネージャークラスであれば50万円ほどです。

マレーシア

マレーシアの国旗

学歴 原則、専門卒以上
就労経験 3-5年
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 5000リンギット以上

マレーシアは大卒だと3年、専門卒だと5年の職歴が求められます。

高卒でも職歴によってはビザがおります
新卒でも可能ですが、求人自体は少ないです。

現地採用の方の月収の相場は15万円-30万円ほどです。

ミャンマー

ミャンマーの国旗

学歴 特になし
就労経験 特になし
年齢制限 特になし
外国人の最低給与 特になし

ミャンマーは学歴や職歴に関係なくビザがおります

現地採用の方の月収の相場は10万円-20万円ほどです。

ラオス

ラオスの国旗

学歴 特になし
就労経験 特になし
年齢制限 20歳以上
外国人の最低給与 特になし

JETROによると「ラオスで働く外国人は、20歳以上で職位に応じたスキルと専門的能力があり、犯罪歴がなく、健康で、その他必要な条件を満たす者、とされている」ことがビザの要件らしいです。

ラオスは現地採用の求人が殆どなかったため、月収の相場を算出することは出来ませんでした。

まとめ

以上がASEAN、全10ヶ国の就労ビザの要件となります。

シンガポール(新卒は可)を除けば、殆どの国で新卒でも高卒でも可能です

中でも、タイとフィリピンは就労ビザの要件が緩い上に、数多くの日本人が現地で働いている住みやすい国です。

例え、現時点では自分の働きたい国とビザの要件を照らし合わせて、それが叶わなくとも、足りないものを補っていけば問題ありません。

 

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